
1.温暖化について知りたい! 基礎編
1-4.今後100年間にはさらなる温暖化がもたらされるの?
概要
IPCC第4次評価報告書によれば、温室効果ガスの排出が現在以上の割合で増加し続けた場合、今後100年間にはさらなる温暖化がもたらされ、世界の気候に多くの変化が引き起こされ可能性が高いとされています。
これに対して、気候システムにおける何らかの「負のフィードバック(変化を打ち消す働き)」によって温度変化は小さくとどめられるのではないかといった意見もあります。
最新データについて
IPCC第4次評価報告書第1作業部会報告書政策決定者向け要約(気象庁,2007)には、1980~1999年と比較した、21世紀末(2090~2099年)における世界平均地上気温の予測上昇量が示されています。これをもとに作成したものが下のグラフです。
これによれば、21世紀末における世界の平均地上気温の上昇に関する最良の推定値は、温室効果ガスの排出量が最も少ないシナリオ(B1)の場合に1.8℃、温室効果ガスの排出量が最も多いシナリオ(A1FI)の場合には4.0℃とされています。また、気候モデルの違いによる予測の不確実性を示すために各シナリオについて可能性が高い予測幅が示されています。例えば、最も排出量が多いシナリオではこの幅は2.4~6.4℃と評価されています。

※画像をクリックすると大きい図が表示されます。
(出典)
気象庁(2007)IPCC第4次評価報告書第1作業部会報告書政策決定者向け要約(PDF, 3.05M)
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